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冬に定番のごちそうと言えば、やはり「てっさ(ふぐ刺し)」。ギュッとしまった身はお皿の柄が透けるほど薄いのに歯応えがあり、美しく盛られた様子は見ているだけでも華やかな気分になります。
てっさを食べるとき、どこから取っていいのか迷うことはありませんか?
職人によって薄く切られたてっさは、お皿の外側から1枚ずつ重ね、内側に向かって円を描くように盛り付けられています。食べるときはその逆で、内側から順に取っていくと盛り付けを崩さずに綺麗に食べられます。
しかし、薄く繊細なてっさは時間が経つほど表面が乾いてしまうもの。一番最初に盛り付けられた外側から食べることで、最後までベストの状態で食べられます。てっさについては美味しく食べることが最上のマナーなので、内側からでも、外側からでもどちらを取ってもマナー違反ではないのです。
ただし、テレビ番組でよく見るような、何枚ものてっさをお箸でまとめて取って食べるという行為はマナー違反です。一度に複数毎取るとしても、2~3枚程が適切です。周りの人の気分を害さないためにも、最低限のマナーは守っておきたいですね。
泳ぎふぐ専門店『ふぐ照』は、奈良市西木辻町のアットホームなお店です。どうぞお気軽にお越しください。